いろいろやってみた

IT関連の勉強会やものづくりについての雑記

Smalruby(スモウルビー)をMac OSに入れてみる。

下の子が小学3年生になるので、そろそろScratchをさせてみようかと思い、MacBookに入れて使わせてみました。途中からお姉ちゃん( Scratch経験済み)が乱入して主導権うばわれてましたが、特に詰まることなく楽しく遊んでいました。Raspberry Pi版のようにMinecraft連携できないの!プンプンと怒ってましたが。入れればできるようだけど、脱線しそうなのでできないと言い切りました^^;

Smalrubyって?

で、次なるステップに向けて、Smalrubyを使わせてみようとおもいます。

Smalrubyとは、Scratchと同じようにブロックを使ったプログラミングができる開発環境ですが、Rubyのコードを吐いてくれます。

Rubyといえば島根県松江市。その松江市で、Rubyプログラミング少年団という活動をされている高尾さんという方が作成されているそうです。

smalruby.jp

 Smalrubyの何が良いか。それは、ブロックで作ったプログラムが実際のコードになるという点かなと。プログラミングを覚えるには、やはり実際のコードを書くステップに入っていくことになると思うのですが、その際に対比できてわかりやすいのではないかと思うのです。

(それ以外にも、ちょっとやりたいことがあったという理由もありますが^^;)

Macじゃうごかない? いいえ、動きます。

最初、Rubyプログラミング少年団のサイトをみて、Windows版しかないのかと思っていたのですが、私のFBの書き込みをみた方からMacで(Linuxでも)動くと教えてもらえました。(Akiさんありがとう!)

じゃぁ、やるしかないじゃんということでトライしてみました。Windows版のようにインストーラであれこれというわけには行かず、Homebrewやrbenv、gemといったRubyの環境構築の知識が必要です。多少手古摺ったので、やり方を以下に簡単にまとめてみます。

Macでのインストール方法

といっても、作者様がマニュアルを用意してくださっているので、それを入手し、その手順に従うだけです。マニュアルはgitで入手します。( 私環境だとPDFへの直アクセスだと文字化けしてしまいました。)

> git clone https://github.com/smalruby/smalruby-book

取得したフォルダ内の"Smalruby.pdf"をご覧ください。

以下、注意点

  • 後述のsmalruby-editorをインストールする場合、2.0.0-p353以降がサポート対象なので、マニュアルにあるバージョンだと古い。2.0.0-p353以降をインストールすること。2.2.0で動作するのを確認済み。(smalruby-editorのrakeで警告がでますが無視しました。)
  • rbenvでローカルにインストールしたruby環境を使用するのがよいかも
    最初、標準(system)で入っているrubyを使ってインストールしたのですが、SDLのモジュールが見つけられないエラー(これと同じ)が発生してうまく動きませんでした(理由不明)。入れたgemをアンインストールして、rbenvで新しく入れたrubyでマニュアルの手順通りに構築することで、無事動きました。
  • マニュアルの"1.2.4 SDL"にて、SGEのHomebrewのリンクが切れているので以下に書いておきます。
    https://gist.github.com/mitmul/5410467/raw/c4fa716635e951b61f489726976b10f00dd41306/sge.rb

Smalruby-editorの設定(5/6追記)

ここまでは、Smalrubyで作成したrubyコードを実行する環境の構築でした。実際に、ブロックプログラミングを行うには、

  • Rubyプログラミング少年団のサイトのメニューから、「スモウルビー」→「試してみる」からherokuに用意されたサンドボックスを使用する。プログラムできたら、ダウンロードしてrsdlで実行(rubyじゃないことに注意)する。
  • gem install smalruby-editorでローカルにインストールする。インストールが正常に終われば、smalruby-editorが実行できるようになります。Chromeがインストールされている必要があります。

のどちからで。

以上です。